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子犬の飼い方


----家に着いたら----
子犬は母犬や兄弟たちから引き離され、初めて輸送体験をします。寂しさと疲労が重なり、かなりのストレス状態。何よりもまず、十分な休養と安心できる寝床を与えましょう。子犬にとって昼夜の温度差が健康状態に大きく影響します。季節によって保温にも気を配り、眠っている子犬を無理やり起こして疲れさせないように。安静第一です。

犬舎の準備「子犬を家庭に慣れさせる」
室内で育てる場合、ゲージ、ハウス、段ボール箱等に布を敷き、飼い主の身近においてゆっくり休ませます。
屋外で育てる場合も、4〜5日は玄関等、飼い主の目の届くところで過ごさせます。
食事
幼犬時には胃腸に負担のかからない良質のドッグフードを与えるのが理想。
離乳後に使用されたものと同じフードを。
市販のフードを選ぶ場合は「子犬用」と表示されたものを。
食事は一度にたくさんの量を与えず、1日3〜4回に分けて。
幼犬時には体温に近い温度に温めてから。
缶詰類や脂肪分の多い肉類は、子犬が喜んで食べても消化能力が追いつかない場合があり、注意が必要。
幼犬、成犬にかかわらず「喜んで食べるフードが良いフード」とは限らない。
食事は一度に食べきれる量を用意、食べ終わったら片付ける。
常に食事を置いておくのはしつけ面で問題。
牛乳は消化不良を起こす場合があり、幼犬時は避けた方が無難。
ミルクを与える時は犬用の粉ミルクを。
刺激物、香辛料、緑黄色野菜、鶏の骨、魚の骨、ネギ類は与えない。
夜泣き
環境の変わった夜、子犬は寂しそうに鳴くかもしれません。親や兄弟から引き離された子犬にとってムリもない話ですが、かわいそうだからといってベッドに・・・という行為はよくありません。これは屋外で飼う予定の犬が室内犬になる最大の原因になります。
子犬が鳴く理由は次の4つ。
1.空腹 2.寒い 3.排便 4.寂しい
1.2.3.は満たしてやれますが、寂しさには心を鬼にして下さい。夜泣きは通常2〜3日すればおさまります。
健康管理とワクチン
生後間もない子犬。健康状態の観察が欠かせません。
わずかな変化、たとえば食欲、便の堅さ、目ヤニ等を見落とさず、元気がなく、異常が見られたら早めに獣医さんに診せるように。子犬が新しい環境にすっかり慣れたら、獣医さんを訪ね、恐ろしいジステンパーやパルボなど伝染病ワクチンの接種、蚊が媒介するフィラリア症の予防について相談します。
獣医さんとの関係はこれからも長く続きます。ご近所で犬を飼育されている方に「評判」などを聞いて紹介してもらいましょう。
また、法で定められた「登録」と「狂犬病ワクチン接種」は各住居地の保健所の管轄です(動物病院でも手続き可能)。
血統書
お届けする子犬の血統書は、血統書発行団体に申請手続き後、交付され次第お送りします。交付までに3か月前後の期間を要すことがありますのでご理解下さい。
血統書は、当該子犬の血統について3〜4代までさかのぼって犬名を記載した、人間社会でいう「家系図」にあたるもの。繁殖を計画する場合等に必要となりますので、お届け後は大切に保管して下さい。
保証制度
健康には万全の注意を払ってお届けしますが、まれに環境の激変に耐えられず体調を崩す子犬がいます。このためにお届けした子犬に保証制度を適用しています。保証制度の適用のためには、子犬の管理上、飼育者に守っていただかなければならない規定があります(保証規定をご参照下さい)。
しつけ
好ましい生活習慣を身につけさせるためのしつけに「早すぎ」ることはありません。
何事もあせらず、繰り返し教えることで習慣になります。よいことをしたら褒める、悪いことをしたらタイミングよく叱る(無視する)のが基本。
しつけには「家族との生活に必要な基本ルール」と「他人に迷惑をかけないマナー」の2つの目的があります。
犬への愛情を、甘やかすことでしか表現できないのは家族にも犬も不幸です。
いわゆる「溺愛」は神経質で自立性に欠ける軟弱な犬を育てる結果に。犬は家族全員を「群れ」としてとらえ、その順位をよく理解します。通常は自分を家族の最下位において満足しますが、幼犬時のしつけに失敗すると、特定の人よりも優位に立とうとする結果になります。どんな場合でも人間が優位であることを教えなかった場合に起こるもので、甘やかして育てた犬に見られます。
トイレのしつけ
しつけの中で最も基本。室内犬の場合、深刻です。子犬を迎え入れたその日から、すぐに始めましょう。
1.子犬が排尿、排便をもよおすと、部屋の中を床に鼻をつけるように臭いをかぎ回ります。食事の後や寝起きの時によく観察して下さい。
2.あらかじめセットしておいたトイレに連れて行き、排尿、排便をするまで待ちます。トイレは子犬の生活場所に近い方が早く覚えます。
3.所定の場所で用を足したら優しく声をかけ十分に褒めます。ほかの場所でそそうをした時は、その場所に臭いが残らないように掃除します。繰り返し同じ場所でそそうをする場合は、そこにトイレを移動してみます。
ハウスのしつけ
来客に吠えたり、じゃれたり、時にはヒザの上に乗って甘える犬がいます。
また犬が好きでない人もいます。「ペットと人間のけじめのある暮らし」のためにもしつけが必要です。
1.屋外犬は犬舎に、室内犬は部屋の隅にハウスをおく。子犬をハウスの前に連れて行き「ハウス」と言って中に入れる。嫌がって抵抗しても、とにかく一度は中に入れ、入ったら褒める。
2.ハウスは子犬の寝床。温かく静かで安心できる場所に。
3.犬がみずからハウスに入ろうとする時も「ハウス」と声をかけるようにすると早く覚える。
食事のしつけ
食事のしつけ
食事のしつけは排泄のしつけと同様、日常的に大切です。
人の食べ物をねだったり、拾い食いをするクセをつけないための「行儀作法の習得」でもあり、犬が自分の欲望をコントロールして飼い主の命令に従うよう「服従訓練」の1つでもあります。
1.座らせた犬と向き合い、食べ物を入れた器を犬の前に置き、「マテ」と命じる。
2.すぐ食べようとしたら手で制止、食器を取り上げ、ふたたび「マテ」と命じる。待たせたまま一定時間おき「ヨシ」と声をかけて食べさせる。
犬の食事に対する本能はかなり強いので、最初はあまり待たせないようにします
呼びかけ
主人に呼ばれたら、どこからでも、どんな状態の時にでも来るようにしつけます。散歩中に首輪が外れても、これがしっかりできていれば安心。このしつけは、少しの食べ物を使うと早く覚えます。
1.部屋の中や、庭先で遊んでいる犬の名前を優しく呼び声をかける。
2.手元に来たら、十分に褒め、食べ物の一片を与える。
食べ物はたくさん与えないようにします。これを一日に数回繰り返します。呼べば確実に来るようになったら、食べ物がなくても来るように練習します。
イタズラを直す
子犬は好奇心が旺盛。歯が抜け替わる時期には犬舎、家具、衣類、敷物、履き物を遊びの対象として、かじったり運んだりします。
子犬だから仕方がないとか、まだ叱っても分からないだろうと放置しておくと、段々エスカレートします。
1.イタズラ現場を見つけたら直ちに叱る。
しかし、すぐに覚えないからといって、叱ってばかりではかえってマイナス。いじけた犬を作る原因にもなります。
2.子犬には「たわむれる」「噛む」「吠える」という本能があり、これらを満たすために犬が興味を持つ遊具(市販のおもちゃ、古い靴下を結んだもの、ダンベル、ボール、ガム)を与えることも効果があります。子犬にとってはイタズラ(遊び)が心身の完全な発育に不可欠であることも忘れてはなりません。
朝晩の散歩を習慣づけることでイタズラを防止できる場合もあります。朝晩の散歩を習慣づけることでイタズラを防止できる場合もあります。